BOAT RACEとこなめ

　今年も厳しい暑さに見舞われている日本列島。そんな時こそ、水しぶきをあげ疾走するボートレースを見て清涼感を味わいたいもの。お盆恒例のシリーズ、「名鉄杯争奪2024納涼お盆レース」は10日に熱闘の火ぶたが切って落とされる。約3カ月ぶりとなる6日間のロング開催。メンバーはほぼ地元勢(静岡支部5選手以外は地元)で占められ、女子選手も参戦し見どころ満載となっている。残念ながら池田浩二と磯部誠は不在だが、その穴を埋めるのは平本真之(愛知)をはじめ、赤岩善生(愛知)、柳沢一(愛知)のSGタイトルホルダートリオに加え、充実一途の30代、40代、そして成長著しい若手陣。地元軍団がまさに先輩、後輩関係なく火花を散らし、栄光の頂点を目指す。
　主役を務めるのは、昨年のお盆レース覇者でSG3冠の平本。昨年はSGグランプリのファイナリストとなり、フライングさえなければ10月の戸田ボートレースダービーまではSG皆勤となる。もちろん、この後に控える丸亀SGボートレースメモリアルにも出場する。それに弾みをつける意味でも、ここは負けられない戦いとなる。当地13度目のVへ、究極さばきを披露する。
　赤岩も平本と同じく、この後に丸亀SGボートレースメモリアルを控える立場。いつも通り、コース取りから妥協のないガッツ溢れる走りで、こちらも当地13度目のVを狙う。
　柳沢は近況、ビッグレースでの快音が聞かれず、6年連続で出場していたSGボートレースメモリアルが今年でストップした経緯がある。ただ、さばきは一級品。ここでVを飾り流れを変えたいところ。
　このSGトリオに迫るのが、岩瀬裕亮(愛知)、杉山正樹(愛知)、鈴木勝博(愛知)、北野輝季(愛知)、永井源(愛知)、中山雄太(愛知)、佐藤博亮(愛知)ら働き盛りの30代、40代。
　成長著しい20代の若手にもV候補はいる。黒野元基(愛知)と前田滉(愛知)だ。
　女子では水野望美(愛知)に注目したい。