活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手を
それぞれピックアップします。
今月2Vで絶好調の波に乗るのが、仲口博崇だ。当地の「中京スポーツ杯争奪全日本ファイターキング決定戦」では2日目の第1走目のみ2着で、その他は全て1着と準パーフェクトV。予選は外枠で出走したときは積極的にコース取りを行い、2コースへ進入。一方で準優勝戦は1号艇であったが、6号艇・上瀧和則が前づけを敢行、2号艇・天野晶夫がダッシュ戦を選択したこともあり、16/2345の隊形に。それでも逃げ切り優勝戦1号艇を獲得。優勝戦も危なげなく逃げ切り、当地通算19Vを飾った。月末の桐生一般戦でも優勝を決め、デビュー通算85Vを達成した。
8月からは来年当地で開催されるSGボートレースダービーの選考期間が始まる。仲口の8月最初のレースはとこなめだ。当地で最高のスタートダッシュを決めると同時に、地元ファンともう一度、7年前の喜びを分かち合うべく奔走する姿に熱視線を注ぎたい。
当地7月の第1節「中京スポーツ杯争奪全日本ファイターキング決定戦」は今月のおっかけスター・仲口博崇が優勝したが、もう1人注目するべき愛知支部選手が優勝戦に出場していた。それは124期・一色凌雅だ。なぜなら一色は今節でデビュー初の優勝戦を経験したのである。
一色のデビュー戦は2019年5月の蒲郡。フライングを切るなど、ほろ苦いデビューであった。それでも練習を重ね、2020年2月の浜名湖で初1着を獲得。そして今年7月に当地で初優出を決めた。準優勝戦進出は過去に2回あり、いずれも着外であった。しかし3回目の準優勝戦は違った。一色は6号艇で出場。4コース・カドの荒井輝年に連動して1周1マークを回り、荒井と並走。荒井との優勝戦進出をかけた2着争いは最後までもつれこんだが、3周1マークで荒井を振り切ると、2マークを冷静に旋回して2着を獲り切った。
初の優勝戦は6着で終わったものの、一色にとっては良い経験になっただろう。次なる目標は初優勝であり、それに目指して突き進むのみだ。