活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手を
それぞれピックアップします。
ボートレース界1年の集大成といえば、SGグランプリ。愛知支部で唯一SGグランプリ決定戦に出場、優出した平本真之に並んで活躍したのが、池田浩二だ。
今年は惜しくもシリーズ戦出場となった池田だが、SGグランプリ過去2冠の実力は一枚上手。出場者唯一のオール3連対で予選をトップ通過した。優勝戦1号艇という絶好の枠番を手にしたものの、グランプリシリーズの舞台はライバルたちも超一流。2号艇の深川真二、3号艇の坂口周とバックストレッチで激しく競り合った末、3着となった。しかし、最後まで一つ上の着を目指して粘り、仕掛けていくその走りは、やはり愛知支部を代表するトップレーサーの威信が感じられた。
2020年の愛知支部は、G1初Vを達成した磯部誠、勝率キャリアハイの岩瀬裕亮をはじめとする多くの選手が活躍したが、池田もまだまだ負けてはいられない。2021年は愛知の池田から全国の池田へ、猛アピールだ。
1月に常滑フレッシュルーキーへ選出され、9月にはG1初勝利の水神祭と急成長中の出口舞有子。2020年最後のG3オールレディースで、待望の自身初Vを決めた。
その舞台となったのは住之江、クイーンズクライマックスシリーズの前哨戦だった。初日からまくり差しで勝利し、準優勝戦まで8走中着外はたった1本と快走。この勢いで優勝戦1号艇をゲット、他艇を寄せ付けない見事な逃走劇でVを勝ち取った。
次節のクイーンズクライマックスシリーズは予選突破ならずに終わってしまったが、デビュー初優勝を決めて年を終えることができたというのは出口にとって大きな一歩。今年は予選突破13本、優出1本、優勝1本と、予選突破は8本、優出1本だった2019年と比べると目に見えて実力をつけている。PG1クイーンズクライマックス本選出場12人の中に、出口の名前が入る日もそう遠くはないだろう。