活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手を
それぞれピックアップします。
2020年、岩瀬裕亮が波に乗っている。8月の浜名湖で今年6度目のVを挙げたのだ。2020年8月末時点で5Vの池田浩二・磯部誠を抜いて、愛知支部の年間優勝回数トップに躍り出た。
その6V目となった浜名湖では、モーター抽選の時点でノリノリ。エース機12号機をゲットし注目を集めた。予選では外枠からも舟券に絡みオール3連対。優勝戦は1枠からコンマ11の鋭いスタートを決め、逃げ切って優勝を獲得。非常に勢いのある岩瀬を見ることができた。
デビュー初優勝を決めた2013年から2019年までの年間優勝回数を調査すると、2013年~2017年までは1・2V、2018年・2019年が3Ⅴである。すなわち今年の岩瀬は、例年の約2倍のVを半年あまりで達成しており、近況好調なのは明らか。また、当地お盆レースでも優出を果たし、8月の勝率は7.15と高い。このまま2020年後半も突っ走り、来年3月の福岡SGクラシック出場権獲得を目指す。
女子レーサーの頂点を決める、PG1レディースチャンピオンが8月多摩川で行われた。女子トップレーサー達が実力を見せつける中、本大会4度目の参戦である水野望美が、自身初となるG1初優出を決め、成長が見えた1節となった。
決戦の舞台となった多摩川はデビュー初1着・初優勝を獲得したメモリアル水面。初日からまくり差しで2着を勝ち取り好調の気配を漂わせると、予選5走中2着が2本、1着1本と大健闘。さらに準優勝戦では外枠5コースから強気に攻め、佐々木裕美と激しい2着争いに。2周2マークで佐々木を抜き去り、見事優勝戦への切符を手にした。優勝戦は6着に終わってしまったが、節間勝率は7.00と、G1での競走成績自己ベストを更新している。
2018年後期から5期連続でA2級をキープしている水野だが、2019年前期に自身最高勝率6.17を記録して以降、3期連続で勝率5点台後半とやや停滞ぎみ。今回のG1初優出が躍進のアクセルとなり、水野がG1初優勝を飾る日が楽しみだ。