活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手を
それぞれピックアップします。
6月、児島でVを果たした磯部誠が7月は平和島でまたもやVを決めた。磯部は出場選手の中で唯一2020年のSG経験者とあって大本命。調子は右肩上がりで、後半は全てのレースで着実に舟券に絡んだ。そして迎えた優勝戦では自身1着率50%超え、得意の2号艇で出走。4号艇の中北がコンマ09、1号艇の山本と5号艇の山田がコンマ10の鋭いスタートを決めたが、磯部もコンマ12のスタートで食らいつく。1周1マークで外に流れた先行艇の内を冷静に差した。1周2マークで1号艇の山本を突き放すと、2周目からは堂々の先頭でVを飾った。
昨年はG2初V、G3、一般戦を合わせて通算22Vと磯部の地力は確かだ。7月終盤のSG鳴門オーシャンカップでは準優出3着とSGで自身最高の成績を残した。初優勝から約7年、近況はA1級にも定着している磯部。大舞台での初Vへ期待が高まる。
2018年、蒲郡での自身初優勝から約1年半、吉田裕平が再び蒲郡で念願の2V目を挙げた。展示不合格による欠場というアクシデントがあったものの、9走中6走で1着、着外は初日のみと好調ぶりがうかがえた。このVがきっかけとなったのか、次節の芦屋ルーキーシリーズでは、6枠からまくり差しで1着、なんと10万舟をもたらした。そして7月3節目の宮島ルーキーシリーズではフライングを切ってしまうものの、その後のレースでは外枠から舟券に絡むなど魅せ場を作った。
2019年、丸亀で期間中2度目のフライングを切ってしまったが、次節で準優出、その後2節連続優出と起死回生の活躍を見せた。2020年後期現在はA2級に降格してしまったものの、吉田は今年の東海トップルーキーに選ばれているほどの期待の新星だ。ここからペースアップし、必ずA1級に返り咲くだろう。