5月のGⅡレディースオールスターに出場したおよそ4分の1の人数が、今節も顔を合わせることになった。なかでも注目されるのが、そのGⅡレディースオールスターで、ファン投票1位の期待に応えて優勝した浜田亜理沙(埼玉)だ。期始めにフライングを切り、絶対に2本目を切るわけにはいかないGⅡ優勝戦というプレッシャーがある中、トップタイのスタートを踏み込む完璧な逃走劇だった。当地連覇で、またファンの心をわしづかみにする。
歓喜に沸く浜田の裏で、涙を飲んだのが地元の細川裕子(愛知)。予選トップ通過を果たしながら準優勝戦で2着惜敗し、優勝戦は4着に終わってしまい、またもタイトル獲得を逃した。今節は取りこぼすことなく勝ち上がり、雪辱を果たすのみ。
西橋奈未(福井)は、3月に大ケガを負い長期離脱もやむなしと思われたが、レースを休むことなく出場を続け、5月、6月には優勝を果たすなど、好調ぶりを示している。
細川に続く地元女子トップの大瀧明日香(愛知)、宇野弥生(愛知)も、ここでは上位クラスの走りが期待される。今井裕梨(群馬)、今井美亜(福井)、高田ひかる(三重)も主力争いに。
昨年11月の当地混合戦を制した高憧四季(大阪)はその後に何かをつかんだか、近況のまくり1着率は出場選手の中では断トツで、もう伏兵と呼べない選手になった。武井莉里佳(兵庫)、登みひ果(兵庫)は粗削りながら、思い切った攻撃は魅力たっぷりだ。
浜田が当地連覇でファンの心をがっちりつかむ!
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大瀧 明日香3999 / 愛知 / A1
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細川 裕子4123 / 愛知 / A1
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浜田 亜理沙4546 / 埼玉 / A1
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西橋 奈未4961 / 福井 / A1
ピックアップレーサー
動き出した復活の針!
今井美亜で思い出されるのは、2019年徳山のPGⅠクイーンズクライマックスの優勝戦。3コースからまくり差して、栄光のティアラを射止め、まばゆい輝きを放った。今井の時代が来る。誰もがそう信じて疑わなかった。だが、現実は非情である。飛躍を期待された翌年は、気持ちばかりが先走ったか、フライングを2本切るなど不安定な成績に終わり、これが思いのほか、引きずってしまう。2021年後期から4期連続でB級に甘んじ、優勝も徳山のPGⅠクイーンズクライマックスを最後にない。一度狂った歯車を元に戻すことは容易でないと言うが、今井を見ていると、まさにそれを痛感させられる。
しかし、徐々にではあるが復調の兆しが見え始めている。2025年前期勝率は6.24で、わずかにA1級ボーダーには届かったが、これだけ持ち直せたことは気持ちの面でプラスに働くし、やる気もより掻き立てられる。さらに、優勝戦に名を連ねることも増えてきており、真の完全復活を示す優勝も手が届くところまで来ている。
もとより能力に疑いの余地はない。酸いも甘いも経験し、止まっていた時計の針が、再び大きく動き出した。
しかし、徐々にではあるが復調の兆しが見え始めている。2025年前期勝率は6.24で、わずかにA1級ボーダーには届かったが、これだけ持ち直せたことは気持ちの面でプラスに働くし、やる気もより掻き立てられる。さらに、優勝戦に名を連ねることも増えてきており、真の完全復活を示す優勝も手が届くところまで来ている。
もとより能力に疑いの余地はない。酸いも甘いも経験し、止まっていた時計の針が、再び大きく動き出した。
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今井 美亜4611 / 福井 / A2
2025/7/8~ | G2 | びわこ |
53666435 | ||
2025/6/24~ | 一般 | 三国 |
3416413621 | ||
2025/6/13~ | G3 | 浜名湖 |
162421222![]() ![]() |