更新日
2025/4/24
前検一番時計は6秒70の草川壮良。快速61号機を引き当て、前検でも伸び気配を見せた。タイムで続いたのが間野兼礼に一柳和孝。このふたりも前検では伸びの手応えを口にして注目が集まるところ。今節はドリーム勢にいいエンジンが手渡った。堀本和也の53号機、近江翔吾の6号機、谷川祐一の56号機、濱崎直矢の51号機だ。これだけ揃えばどれかが突出した特訓にはならないが、ハイレベルなのは間違いないところ。
61
行き足・伸びは別格級だ
今や常滑の看板モーターになった61号機。今回、その61号機を引き当てたのが新人の草川壮良。佐藤悠がチルト2で異次元の伸びに仕上げて以降、ずっとチルト2のままノーハンマーで快速を誇ってきた。最初にチルトを下げたのが松竹大輔。その時は0・05・2を使い分けたが、その全てで結果を出して堂々の完全V。近況もFは切ったが、三浦永理はチルト0でも頭ひとつ抜けた行き足・伸びだった。前回の楠原翔太は、「全部が少しずついい。普通のモーターならこれで十分だけど、これは普通のモーターじゃないので…」と機歴を思うとやや不満顔。それでも上位だったのは間違いない。
勝率
2連率
優出
優勝
6.44
50.0%
3
1
51
合えば快速間違いナシの好素性機
行き足・伸びを仕上げる濱崎直矢が51号機を射止めた。BBCトーナメントでは白井英治が準優勝。周年では地元の磯部が優勝と常滑の主要レースでキッチリ結果を残している51号機。動きももちろん抜群級。元々は行き足・伸びに威力があったモーターだ。しかし、山口真喜子が出足寄りへ調整すると、パンチ力はややダウン。それを受け継いだ前回の鈴谷一平も、「赤プレートの感じしない」と序盤は首をかしげていた。しかし、シリーズ中盤からは行き足・伸びが復活。ジワジワのぞいていく足になっていた。しかし、51号機の威力はそんなもんじゃない。もっと出る能力があるはずだ。
勝率
2連率
優出
優勝
6.35
45.1%
4
2
27
近況の伸びはトップクラス
66歳の最年長・富山弘幸が27号機を手にした。4節前から動きが激変した27号機。仲谷颯仁がオール3連対で準優勝。続く北野輝季が周年で堂々の予選突破。ルーキーシリーズの登玉隼百は初戦でFを切ってしまったが、それから6枠用に伸び仕様にすると破壊力がグンとアップした。そして、前回の荒牧凪沙が3勝マークで堂々の優出。「伸びがいいです。準優はあの隊形でまくれたし、伸びはトップクラス。勝率がないのに、どうして赤プレートが付いているのか分かりましたよ」とニッコリ。優勝戦はピット離れで出られて前付けする形で3コースに入り、本来のパワーは発揮できなかったが、それでも伸び気配は見せていた。
勝率
2連率
優出
優勝
4.83
32.6%
3
0
15
ポテンシャル感じるモーター
15号機を引いたのは実力者の村田修次。一時は低迷していた15号機だが、この2節は明らかに気配が戻ってきた。2節前の松瀬弘美は軽快はスリット足を武器にオールレディース戦で優出と躍動。シリーズは転覆スタートだったが、それをはね除けての優出だから価値がある。前回の桐本康臣は予選を2位通過。準優勝戦こそ展開に泣いたが、機力には納得のコメントが出ていた。「ポテンシャルを感じるエンジンです。僕は引き出しが少ないからバランス良く仕上げたけど、出足・伸びとどっちにでもいけるエンジン。出す人が乗ればもっと出ると思いますよ」と。今回も注目すべき一機だ。
勝率
2連率
優出
優勝
5.95
49.0%
5
1
29
実戦向きの上昇モーター
29号機を引いたのは地元のベテラン花田和明。近況急上昇モーターで、注目しておいて損はないだろう。冬場はパッとしなかったが、周年の井口佳典が出足・ピット離れを仕上げて優出すると、そこから出足関係が上昇一途に。2節前の向井美鈴はオールレディース戦で優勝を飾っている。前回の飯島誠も成績は優秀。元々中間着が多い選手だが、③②③③⑤②①②着と8戦して実に7回の舟券絡みだった。スリットからのぞくとか伸び系の雰囲気は一切ないが、競った足やレース足系はかなりに映った。いわゆる実戦型モーターという仕上がりだが、花田の戦法にもピッタリ合いそうだ。
勝率
2連率
優出
優勝
5.41
38.5%
4
1
前節優出モーター
4/18()~22()

中京スポーツ杯争奪第54回全日本ファイターキング決定戦

モーター
NO.
2連率優出 優勝 前節成績
(選手名・級別・成績)
備考

23

33.941吉田 凌太朗(A1)
1212134①➊

52

30.110村上 遼(A1)
1313223①➋

36

32.630田中 和也(A1)
2521211②➌

27

32.630荒牧 凪沙(B1)
161423①➍

4

36.120田中 豪(A2)
111632②➎

20

34.730竹田 和哉(A1)
3422142②➏
優勝回数ランキング

優勝 モーター 出走 優出
成績(グレード・期間・選手名・級別)
12

5

1055

2025年3月18日~3月22日

辻 栄蔵(A1)

2024年12月21日~12月24日

渡邉 和将(A1)

12

51

1024

2025年3月9日~3月14日

磯部 誠(A1)

2025年3月1日~3月4日

秋山 直之(A2)

31

2

1045

2025年1月8日~1月11日

丸岡 正典(A2)

31

6

1024

2024年11月27日~11月30日

豊田 健士郎(A1)

31

14

1012

2025年2月15日~2月18日

高野 哲史(A1)

31

15

1065

2025年1月31日~2月3日

鈴木 智啓(A2)

31

18

1003

2024年12月30日~1月4日

磯部 誠(A1)

31

22

923

2024年11月19日~11月24日

秦 英悟(A1)

31

23

1064

2025年4月18日~4月22日

吉田 凌太朗(A1)

31

29

1094

2025年4月7日~4月12日

向井 美鈴(A1)

31

34

933

2025年1月16日~1月19日

中辻 崇人(A1)

31

37

1064

2025年1月23日~1月26日

茅原 悠紀(A1)

31

38

1041

2025年2月8日~2月11日

三浦 洋次朗(A2)

31

46

1042

2025年3月25日~3月30日

西丸 侑太朗(A2)

31

47

1052

2024年12月12日~12月15日

和田 兼輔(A1)

31

59

1044

2024年12月3日~12月6日

水摩 敦(A1)

31

61

1043

2025年2月22日~2月25日

松竹 大輔(A2)

※集計期間:2024/11/19~2025/4/22